さくら | 猫背日記・東京篇

さくら

本屋に行ったら
「さくらコーナー」なるものができており、
関連本が山積みになっていた。
雨ばっかだけど、もう春か、と思う。
それからロフトの下の花屋をのぞいてみると
なんと、さくらを売っていた。
売ってるんだ・・・
花屋のすみに、枝を豪快にぶち込んだ花瓶。

うちの両親はなぜかさくらに敏感だ。
「あそこのダムに咲いたらしい」
「あの会社の庭にはしだれ桜が・・・」
と毎年言っている。我が家の春の風景。
そんなことを、今年初めて気がついた。

そのままでは大きいので、花屋のお姉さんに2つに切ってもらった。
まだつぼみばっかりの枝を抱えて
自転車に乗って、帰ってきた。
学校の並木や、川のそばの遊歩道に咲いてるイメージあるけど
この桜は、このひとりきりの、8畳の部屋で咲く。
すごく楽しみになってきた。