猫背日記・東京篇 -5ページ目

血わき肉おどる

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東京ツアーズ、本郷・神楽坂の巻。


古本屋、ギャラリー、ついでに東大も見学。

建物の雰囲気とか情緒とか素晴らしくないか、東大め。

すんごい図書館とかあって東京のどまんなかに森みたいだし。


なぜか金魚やがカフェ。文京区め。


途中寄った、小さい文房具やさんが自分の中でクリーンヒット。

むちゅうでカードやシールや封筒を吟味。

自分はどうやら「手紙関係好き」ということがわかった。

切手と封筒がとくに好きです。文房具ややりたい。こそっと。

はい、SCOSにて散在。


神楽坂に移動してすべりこみランチ。フレンチ!!!


半年ぶりくらいにパテを食べた。もう前菜1秒も迷わず、パテ。

パテしか見えない盲目っぷりで。

メインは抑えりゃいいものを、隣のおじさんが食べてた

がっつり肉にこれまた心奪われ、まんまと肉に。


神楽坂すばらしいよ・・・

もういっこのフレンチも行きたいし、

いいかんじのギャルソンのいたクレープリーもあるし・・・

神楽坂・・・


毎日食べたい、ってのは大げさだとしても、

2週に1回くらいフレンチ食べたい。

スープカレー(ブーム継続中)と、エスニックも。

本音は週1でもいいですけど。

実際はそんなに外食しないからなー余談。


さまざまに探検したあと、日暮れから神社内のカフェで

ボサノバのライブを聴きつつ、

ビール!はあまり飲めないので、シャンディ・ガフで。

おいしいジンジャーエールでよかった。


大きい木の葉っぱが風に揺れてしゃらしゃらゆってて、

ボサノバ流れて、おいしい飲み物あって、

夜になりつつ風も心地よいテラス。

気持ちよかったーいい一日やったー


何より、待ちに待った!!!秋がそろそろそこまで来ている気配がした。

うれしい・・・お待ちしてましたよ・・・

はやく長袖着て、ジャケット着たい。

まきものぐるぐるまきたい。

なので、秋、まきめで来てください。



とうきょう

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あまりに眠れないので近くにあった、
リリー・フランキーの東京タワーを読む。二回目。そしてまた大泣き。
なにしてんだか、と思ったら朝5時。


ついでに最近読んでうっかり電車内で泣いたのは、

内田百閒の「鶏蘇仏」という随筆。

とぼけたおかしいこと書いてるかと思ってたら、やられた。

百閒先生は大好きです。

大人になったら全集を神保町で探します。


汐留→銀座をタカチャのアルバムを聞きながら歩いてしまったら

汗だくになった。だから今夏だから、歩いちゃだめだって自分。


夜に新宿で大阪からやってきたワンピース娘とお茶。

なぜかそのまま彼女の兄と3人ごはんにまぎれこむ。

金曜の夜の新宿マジックは強力で

どこもかしこも人であふれていた。

そのまた友人も合流し、初対面率75%集会。

トリプルブッキングの会と命名された。

焼肉やさんのあと、流れ流れて抹茶フロートも食べて帰る。


とうきょうに住んでしまったなぁ、と思った。


ちなみにこのブログを読んでるらしいが

「コメントしづらい」

と言われました。

だろうねー、と思いました。

明日へ

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明日の神話を見に、汐留に。


駅を降りてふわふわ歩いて、にぎやかなごちゃごちゃした広場があって

ふと横を見たら


岡本太郎。


・・・・すごい場所にあるなぁ・・・と思った。

なんか近くのステージでは、小学生がアナウンサー体験みたいなのしてて

ニュース読んでる姿がスクリーンに映し出されており、

その後には中国雑技団のひとが、

ものすごい軟体な姿勢で足にやかんをのっけており(うろおぼえ)

家族連れは番組スタッフにつかまりアンケートを受け・・・

全くこの壁画に興味ないひとも大勢いるわけで。ごちゃまぜ。


それでも見れる場所に持ってきてくれてありがとう、に尽きる。


どういう状況で製作され、行方不明となり、見つかって、運ばれて、

修復がずっと行われて、という流れを知れば知るほどに。


「・・・ふはぁ」と。

「・・・でかい」と。

でもこれ捨てたり、できなかっただろうなぁ。

圧倒的にすごい。

対峙すればわかる。

岡本太郎の作品と向き合うときはそうなる。

対峙すると、打ちのめされる。

ああ、絵はひと目見たときに何かがわかるのだな、と思う。

びびっとくるような、すとんとどこかに落ちるような、

がっしりその世界に捉えられるような、ロックオンが。

ぼろぼろの状態でも、「これがこの世からなくなる」という事実を

超えて処分できる人はいないような気がする。


ちょっと残念なのは、正面には飲食店とかあるので、

同じ高さから全景が把握しづらかったこと。

逆に、いいの?っていうくらい近くで見ることができたので

すいてたし、何回か並んでステージ上をちょろちょろ往復。


さらにすいてたドーナツやの2階から再び鑑賞。

全景を見つつ、つらつら考える。

もしホテルがそのまま建設されてロビーに明日の神話あったら、

どえらい伝説ホテルやな、とか。

でもそしたらメキシコやから自分は見れたかどうかわからんかったし、

今目の前にあるのってすごいな、とか。

ホテルの壁がこれ・・・他の内装はどんなんやったら

しっくり行くんやろか・・・とか。


見たときなんとなくスペインで見たピカソのゲルニカを思い出した。

美術館で、ほんま衝撃やったあの絵。

ゲルニカはほんま、目の前でピカソが憤ってるんかくらい熱があって、

芸術家ってすごいことするな・・・と思ったんやった。

ゆうても岡本太郎もピカソもこの前まで生きてたわけで、

美術館でもっと昔の画家の絵にものすごい衝撃与えられたり

博物館でもっともっと昔に作られたものに驚いたり

そして今、明日以降誰かをそういう気分にさせる芸術家たちは

この世に、同じ時間に沢山存在してるわけで。

なんか、人間が生きてるって割とすごいんじゃないかと思った。


iーPodに入れてた岡本敏子さんの音声解説を聴いてたら、

「誰かお金持ちがぽんとお金出して日本に持ってくるとかじゃなくて、

 みんなで、明日の神話を日本に持ってきたかった」

というかんじの発言をされていて、

「あるよ!そうやって、ここにある!」

って思ったらじんとした。

人間が出来ることって、割とあるのかも。

平凡に暮らしていても。

もう一回今月中に見て、次いつ会えるかわからないけど

いつかまたどこかで会えればよいなぁ、と思う。


ハワイ航路

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左のほうでのっぺりしてるのアボカドさん。
たまに来てしまうクアアイナ。

自分にもっとも向いてないと思う食べ物・・・なにせ


アゴはずれる寸前の高さ。


常に限界チャレンジ。

人と一緒だと食べれんと思う。凄惨な事故現場と化すし。

けどなんだかんだで月1食べてる気がするなー肉食やからなー

持ち帰るとイモのおいしさが半減やしなー

誘惑に勝てんなーといつも思う。



西のほうから

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渋谷から青山まで歩いたら、ものすごい暑さ。だくだく。
…夏の正午をあまくみるとえらいことになるのだね。


ひさびさJJとランチ!ということでPARIYAにいく。

玄米ごはんと、タイ風チキン(パクチーあり)とか、

ハニーマスタードポテト(サワークリームじゃなかった・・・)とか。

たぶん1年とか?かなり会ってないのに、そんな感じもなく喋り続けた。


しかし。ほんと1年とか会ってない友達とか、かなりいるから改めて驚く。

この調子で10年ぶり、とかになるのだろうなぁ。

学生の頃は「あんまり会えなくなるのが信じられんなー」ってゆってたけど

普通にその状況があって。

ただ、「しばらく会えなくてもつながりは切れず」という

友達ばかりなのが不思議。すごいなーと地味に感心。

類友というか、似た感覚でつながってて、

ひさびさに会ってテンションは無論高いが、

先週も会ったのかくらいの勢いで話してるという。


これは友達ともよく

「ほんとにそうなんだよなーなんだろうなーこれ」

って言ってるような気がする。

なので、友達と会うのはいつも楽しい。


将来の不安を口にもしましたが(リアルやわー)

焦ってもしょうがない、ということでまだまだ積み重ね。

一年でいろいろ変われば変わるものだなぁ。

まだまだ変化の年。


しかし関西心はくすぐられた。

東京に来たのは全く後悔も何もないけれど、

やっぱり大阪を思い出すと、いいなーって気分にもなる。

武士成分

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暑いのに、みっしりした甘いものを食べ続けているような気も。
ドーナツとか。スタバでもドーナツ。


こないだ友達としゃべってたら

「(スタバの)ドーナツにホイップつけて、ハチミツかけて食べてる」

ってゆってて、

いくらなんでもそれは・・・つわものすぎ!って思った。

いや、スコーンならそれやるけど。これ教えてくれたのもその子だし。

でも、ドーナツて。あのべったりシュガーなひとにさらにて。

スタバで働いてると、そこまで至るのかと。

体内でスタンバイしてる糖分補給班もびびると思う。



上野のアメ横でエビの安さに身もだえし、

船場センタービルのような高架下のSHIPSアウトレットで皆で散財。

なぜかパンツを3本買う友。まとめすぎ。

そのあと行った雑貨やで動くサメのキーホルダーを買う自分。

携帯につけたら、電話本体よりでかいうえに

真顔で皆に「・・・きもい」と言われたので、もとの太陽の塔ストラップに戻した。

感想の前の間が、リアルな感情だと思われる。



上野ついでにラーメン屋。『麺屋武蔵 武骨』

白いのを食べる。直前まで未体験のつけ麺の話をしていたのに、

券売機の前ですっかりそのことを忘れていた。散漫人生。


ものすごーくお腹がすいていたのに、ラーメン一杯が食べきれないという

あるまじき事態発生・・・!

肉です。原因、肉。あの肉だ。

カウンターの中でやたらぶつ切られてるなーと思ってた肉が、

居酒屋の角煮ひとさらぶんくらいどかんとのっかるという暴挙。

すばらしき反乱軍。

ものすごいおいしい。どかんとしてた。

普通ですごい量なのに、隣の隣でチ大盛りャーシュー麺食べてたひとがいた。

「・・・力士!」って心の声で呼びかけた。男子の胃をかるく尊敬。


麺がもっちりしてておいしいのも好き。

新宿で前食べた武蔵よりこっちがよかった。

店内の男子度98%(自分のみ女子)でがっつり。暑い。

あと黒いラーメンが本気で黒かったので驚いた。なにあれ。

赤いラーメンは辛かった。

食べてた連れいわく、「麺とのからみがちょうどいい」らしい。


店員さんの威勢のよさと、客の覇気のなさのギャップがすごい。

威勢のいいラーメン屋(かけ声系)って若年層ラーメンの流行なのか

何なのかわからんけど、総じて客はローテンションだ。

おおむねひとり客だからかもしれんが。

ま、ハイテンションのほうがきついのか。

皆「あー!うまい!うまいよぅ!」みたいなテンションの上がりを押し隠し、

むしろ

「・・・うむ・・・うまいでござる・・・」くらいの。

武士か?ってくらいの。

何でしょう、あれ。おもしろいな、と。


おいしゅうございました。ラーメン初心者の旅路はつづく。


 



息子よ

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オシム監督に替わってから、やたらと解説や実況が
『考えて走る』
って言うなぁ。と思う。

「今のは考えて走って欲しかったですねー」とか。

いやキーワードなんだろうけども。
全部それ?

『オシム監督の目指すサッカー』もかなり頻度高。


「オシム監督の目指すサッカーにはまだ遠いですが・・・」とか。


枕詞かと思ってしまいます。

どこの番組でも反省とかをこれでまとめてる感ありますが、

誰か仲良し枕詞組からフレッシュにはみ出してくれないものでしょうか。

言わなきゃ村八分にでも遭うのだろうか。

試合内容より最近テレビの扱いのほうが気になる。



本日。

我が家の父さんがまたひとつ年をとり、

初老への階段を上った。

長男・アニが電話なんかしてる親孝行っぷりを聞きつつ

サッカー見てたのだが。

(末っ子ふるまいとして、

「べつに電話で喋らんでもええやんかーしゃべることないもん」(突き放し)

「なんでなーそんなん言わんといてー喋ってくれてもええがなー」(父の嘆願)

という、おきまりのパターンをこなした)


電話切ったあと、アニがひとこと。

「・・・え、お父さんて今いくつ?62やっけ?」


・・・息子よ!父さんは悲しいぞ!


「・・・違うよー・・・ちなみにお母さんいくつやと思ってんの?」


「えー・・・61くらい?」


・・・息子よ!母さんも悲しいよぅ!


どっちも50代すけど。

アバウトな息子の体内時計は数年早めに進んでいるらしい。


本日最も憤慨したこの息子による問題発言はこちら。


「藤子不二雄ってAと・・・藤子不二雄Bなん?」


冒涜!!!そんな扱い、冒涜!!!


つづきはまたこんど

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『映画、二本立て。』 

いい響きだ。

大阪に住んでいたころは、2本立て上映館がとってもディープな地域だったので

足を踏み入れ難かったわけですが、

東京は学生の町に名画座。いいなぁ。

これが世の映画監督たちがいう

「学生のときは学校なんか行かないで2本立てで映画ばっかり見てましたね」

ですか。

券売機で券買うんですか・・・!新鮮・・・!

初めて立ち食いソバ屋行ったときくらい新鮮・・・!

映画館のおっさんに

「あんたさっき電話してきてひとかい?」

って言われるのも、新鮮・・・ではない。かけてないし。

声かけられやすい体質ここでも発揮。


是枝監督の「花よりもなほ」を鑑賞。


時代劇好き。

是枝監督は、その作品が卒論のテーマにあやうくなりかけた程だった。

公開当初になぜ見なかったかは、ひとえに「忙しかった」から。

現代社会のマジックワード。これで全てにカタをつけがち。

・・・映画見る暇あったら寝たい。本気でそう思ってたし。

大学の恩師が聞いたら教授室のビデオタワーをこっちに蹴倒すな・・・


映画は。

長屋、きったないなぁ!が一番の感想。よく作ったなぁ。

いつも小説読んで、汚い長屋とか裏長屋とか想像して

雨降ったらあふれるどぶだの、たてつけの悪い障子だのを

頭に浮かべていた。

それが映像になってんのが、もううれしい。江戸バカとしては。

どぶ板を踏んで駆け出す足見て、「ああ!うれしい!」

湯屋(銭湯じゃない、湯屋!)の柘榴口。

紙屑拾いに、辻売り。ぼてふりの魚屋、代書屋、因業大家。

目に出来る風景がうれしい。


個性あふれる住人たち、お笑いのひと多く出てたのが意外。

しかしやはり古田新太は秀逸。おもしろいけど、彼はやっぱり「俳優」だった。

他の長屋の住人を演じる芸人さんとは、違う。当たり前だけど。

夏川結衣もうまい。田畑智子もよかった。好きなんだよな、この二人。

宮沢りえは良くも悪くもいつも通り。いつもと同じキャラだった。

着物だの言葉だのは無茶だし、

赤穂浪士やお犬さまや、色々ツッコミどころは満載だが、

時代考証とか固いことなしの、この映画における江戸。

それが映画の世界観を作っているし

上記の江戸らしき風景があることだけで、自分はすでにうれしいので。


話の内容はもうちょっと掘り下げてもいいかと思ったけど。

この映画世界の中だと、これもありか、という感じ。

ゆるーく、笑ってけんかしての長屋暮らしとゆかいな仲間たち、というところ。

仇討ちがいいか悪いか、するかしないかは

この作品だとそりゃあ「しない」を選ぶだろうなぁ、と思った。

時代小説では、仇討ちを果たす名作も当然ある。

何を「花」とするかは、作品の持ち味次第。ここでは「しない」が花。


一番印象に残ったのが、

父の墓参りと、碁のシーン(どちらもわりとキーとなるところ)で

主人公の岡田准一の手が映されるカット。

そこがいい画だなぁと思った。手を映す。

全編通してどことなく笑いのほっこり、クスッとくる雰囲気だけど、

そこのカットは空気がすっとして、光がきれいな感じがした。

自分としては、なんとなーく「是枝監督っぽい」と思った画。


色んな過去のことも、日々が変えてゆき

残ってゆくものがあり、そこからつながってゆくこともあると思った。

監督の作品はいつも「生きることと死ぬこと」を

どこかで考えさせられる。

前回は強烈に痛く。今回は笑いにガードさせて。


日々つながっていくことについて思いふけりながら帰宅すると

世界バスケの特集番組をやっていた。


昔、バスケ部だった。バスケ部員だった日々が大嫌いだった。

先輩に呼び出されるわ、苦手なガツガツ精神だらけだった日々。

けど、よかったこともあるんだよなぁ、たぶん。


バスケ部員だったから、大学でバスケサークルに入れた。

竹内ツインズも見に行ったなーこっそり近づいて

「・・・やっぱでかいなぁ・・・」って確かめたのも、サークルの友達と一緒だった。

田臥は出てなかったけど日本チームの試合も見に行ったし、

誰かさんの実家で鍋かこんでNBAの試合も見たなぁ。

ちょっと遠く、なつかしい日々。

大嫌いだった頃は、そんな日々が来るとは思ってもみなかった、

バスケ以外でも楽しいことが沢山あった日々。

センチメンタルついでに世界バスケ見に行きたくなった。チケットたかーいけど。


嫌いだと思ってたもの、ぐるぐる回ったり考えたりする時のことも、

いつかいい日々につながって、さらに時が経って

それをまたなつかしく思い出したりするのかもしれません。

というわけで、現在の日々のつづきも、


またこんど。




扇子パラダイス

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好きなのにあまりない。Segafredoよ。
店員が無理矢理イタリア語なので、ピアノピアーノ(南船場の)思い出した。

学生のとき、飲みのあとあそこでお茶ってパターン、

めっちゃしてたな・・・と。

の割りに、今南船場って地名が出てこんかった。

老化ってこわーい


水曜日なので、無理やり映画に。

めっちゃあやうく、立ち見になるとこやった。何あの人気。

「時をかける少女」みた。


レビューで異様に人気やから、ハテ?なぜに?

って思ってたけど、アニメ気分だったので行ってみたら。


・・・・・ここは何処?ア、アキ・・・ハ・・バラ?


いやー。むんむんしてた。

男性おひとりさま率のあの高さ。のわりに、立ち見大盛況。

立ち見の映画自体ひさしぶりやったけど、

男子率のあんな高い映画は初めてかもしれません。

団体できて、ロビーの展示原画をデジカメ撮影してるひとたちもいた。

・・・キャラクターデザインは貞本義行だったな・・・

細田守監督って・・・ああ、あれとかコレとか・・・ね・・・

もう座ってもむんむん。アニメが好き!という、あの空気。

まわりの方々の会話を盗み聞きしつつ、笑いをこらえてコーラを飲んだ。

皆テンションたかっ!おもろいわー


席は中段の、通路から3番目。見やすい席確保。

となりはいっこ席があいていたのだが、そこに声!

「すみませんっっ!!!ここって、あいてますかっっ?!」

・・・オイオイ勢いあんなー語尾がキレキレだなー

「はいーあいてますけどもー」

と答える通路側のひと。

声をかけてきた男性、うれしそうにほほえむ。

そして、取り出した扇子をイスのうえに置いて、

嬉々として自分がキープした席に荷物を取りに戻っていった!!

いやあの、そりゃあなたが最初に取った席よりここはいいでしょうが、

いい大人ですから、喜びは抑えることもできるんですよー

「ひゃっほう!」って駆け出す人実写で始めて見ましたよー


そのうえ扇子?!

自分の隣の席のうえにさらりと扇子ですよ。

ふとまわり見たら扇子であおいでるひと結構いるわけですよ。

何?常備アイテムなの?みなさん?

わりと普通なひとあり、おでぶさんあり・・・

前後左右、おひとりさま男性に囲まれて見るアニメ映画て。

もうみんな「うきうき」って背中からだだ漏れ。

会場観察がすでにおもしろすぎるんですけど。


映画自体もわりとおもしろかった。

レビューの5星連発はどうかとも思うけど、

自分は実写・原田知世信者でもないし、

スカートが短かろうが入浴シーンがどうのかもアレですし。

リアリティーだどうこう言う前に、エンターテイメントやろ。

わかりやすく青春で、主人公が単純で、おもしろいと思った。

夏のかんじもよかったし、高校生活の雰囲気もよかった。

地味だけど、確かに。壮大ではないけど。

色がいいとか、じわっといいとか、なんかちょこちょこいいのが

続くかんじ。

こむずかしいことは誰かがやってて、こういうのがあってのバランスだ。


終わったあとに、うしろでやたら笑ってたひとが

「これは予習なしでも楽しめる出来ですな!」

「○○や△△に続く、よい作品ですな!」

って喋ってたのも含めてもう、今日の日がツボ。

エンドロールに誰も席立たないのもひさしぶりに見た。

空間がすごかったけども。

帰ってネット見たら、一般の感想に

「『萌え~』とか聞こえてきてもう最悪でした」

って書いてあったけど、

逆にそんなん聞こえてきたらもう自分完全に大笑いだったなー

と思った。

いろんな意味でベタな映画と、その観客たちでした。


センチメンタル芋まつり

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ポテトが食べたくなったので、帰りに買ってきてくれろ、とアニに頼んだ。

そしたら、これ買って帰ってきてくださいました。

間違えてはないですよ。ポテトですなぁ。


・・・これからこの暑い中、イモを揚げろとおっしゃいますか!

メールで「おっけー買って帰るー」ってゆうてたやんけ!こらー!


頼んだくせに、自分の思ってたとおりにならないからって

なんつー嫌な奴だ。いくら心の声とはいえ。

ってこういう毒な性格、治るのかなーいつか。

心の声とはいえ、若干むっとしたのはバレており、

しかも自分が気づくのいつも後。

気まずくなるかどうか、もう相手のキャパの大きさに賭けるしかないわけです。

そんな綱渡り嫌だ。

きょうだいとはいえ、人。

アニにできないことが他にできるとは思えないし。

年だけ立派に取ってるけど、成長してんだかどうなんだか・・・


i-Podになつかしラインナップ(中高生あたりにきいてたもの)を入れたら、

なつかしい。全部歌える。けど。

おかげでその頃のこと思い出して困る。

おまけに、こないだ出張で来てた幼なじみともごはん食べたし。

さらに思い出して困る。

あのころは今よりさらにダメだった。当たり前だけども。

でもあんまり変わってない気もする。

こういうあかん性格とか、ぐるぐる意味ないこと考えるのとか。


何このセンチメンタル野郎。やだやだ。